About Zenbe

Zenbeから皆様へ

 株式会社Zenbeは、2004年、臨床試験に関するシステム構築を主な業務として創業いたしました。 創業前の数年「電助システムズ」で臨床研究分野におけるシステム構築の心得を学び、 Zenbe設立以来、微力ながら小回りを利かせ、着実に前に進めることを心がけ、コツコツと歩んでまいりました。 当初EDCはまだ黎明期で、通信環境も現在に比べて脆弱でした。スマートフォンもありませんでした。 その後ご承知のとおり、情報技術は劇的に発展し、Zenbeもその変化と進歩に引っ張られ、なんとかついてここまできた、 というのが正直なところです。


 その中で、当初より一貫している考えがあります。システムは、あくまで裏方であり、道具であるということです。 シンプルに力強く、手足や道具となりしっかりと研究をサポートできる、そのようなシステム構築を探求しています。 そして、システムをご利用頂いた方より、「研究がうまくすすんでいる、しっかり研究報告をすることできた」と耳にすることは、 私たちにとってとてもうれしい瞬間です。


 2015年頃からは、データ管理、データマネジメントのお手伝いの依頼が増え、本格的に業務を開始しました。 社員はみな、患者さんが記入したQOL調査票や医師記載のアナログデータの電子データ化・入力を経験しています。 その中で、患者さん一人ひとりの症状の経過に触れることは、データの重さとその向こうにいる方々を実感する大きな力となっています。 自社構築システムと蓄積した技術を利用することによって、 患者さんと、症状を報告された先生や協力者さんの意図を、しっかりと想像して対応するクリーニングの時間を、 できるだけ多く確保するよう心掛けています。


 システム構築を得意分野としているものの、必要以上の業務の効率化や定型化を進めるのではなく、 人と人のやり取りや手仕事を大切にすることで生まれる、些細な気づきや細やかな気配りの力を生かすことが社員の共通認識であり、 Zenbeらしいところです。また、個々分業ではなく、手を取りあい一丸となってサポートするチーム力もZenbeの特徴です。


 わたしたちは、小さな研究から大規模で長期な研究まで、多くの研究が、どれもよりよい形で進められ、患者さんの生活に還元されることを心より望んでいます。 そのお手伝いをこれからも長く続けられるよう、Zenbeは、しっかりと地に足をつけ、今後も精進してまいります。 今後ともどうぞよろしくお願い致します。

創業 2004年7月

株式会社Zenbe
代表取締役 西川 明宏